Jazz大好き!!

カッコいいジャズを紹介していきます!私はギタリストです。

村上龍『五分後の世界』を読んだ

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第二次世界大戦で降伏しなかった日本を描いた『五分後の世界』は素晴らしい小説だった。

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激烈極まる戦闘のシーンを描いたら龍は世界一なんじゃないか。こちらの気分が苦しくなるほどリアルで読者に休む間を与えないほど長く続く。そんな書き方。『ブルー』でも証明されいたことだった。

原爆が落とされても降伏しないで、ゲリラと化し、地下に潜伏して交戦し続ける、誇り高い日本人を描く。地上は連合国に分割統治され、混血化が進んでいる。戦う人間が美しいんだってことを描きながら、現代社会の戦わない人間を痛烈に批判する。意志とプライドがない人間の象徴として非国民村が描かれている。

 

 

 

 

町田康『告白』を読んでいる

うーむ、しかし、町田康の小説は主人公に徹底的に苦しませるんだな。けどなんだか読んでてそこまで悲しさはない。辛いんだがなんか笑える。熊太郎は、思弁的であるがそれを他者に伝える言葉は持たない。故に一層苦しむ。頭んなかで延々と考え続ける。ぐちぐち悩んで挙句の果てに放蕩生活を何十年も続ける。

 

自分が弱いことを隠して、なんとか生き延びてきた。いつかその弱さが曝け出されるんではないかと怯えた少年時代の苦しみや、やむを得ない形で葛木ドールを殺し、それがバレるんじゃないかと怯えて10年。おーいこの小説どうなっちゃうんだ

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無題

果たして自分というのは、一体なんであろうか。

他者を通して自分を確認するんだろな。この意見は賛成だ。でも自分は自分と24時間365日生まれてからいっときも離れず、その自分と生きている。だから、誰が一番自分を知ってるかというと自分な訳だ。それではなせ「他者を通じて」自分を確認しなきゃならんのか。「他者」は介さず自分で自分を判断するじゃダメなんでしょうか。ダメなんだろうな。自分を確認することと、自分とはなんであるか、と思うことは分ける必要があるのか、ないのか、わからないですなうーん、全くどうでもいいことを考える深夜1時33分

無題

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「世界の果てまでも、走って行けそうな気分」を得るために毎日生きていたいものです。

音楽や小説、戦争やxxxは迷いとか悩みとか苦しみをぶっ飛ばす為に存在しております。

それを知る前の状態に私は戻れなくなるのです。